ルーティンとは、個人の習慣ではなく、組織メンバーに共通してみられる繰り返し行われる行動パターンのことです。ルーティンには、業務プロセスや作業手順のように形式知化されているものもありますが、その組織特有の仕事の作法とか進め方、暗黙のルール、無意識のうちにとられる思考・行動パターンなどといった暗黙知的なものとして機能しているものの方が多くあります。 ある行動プロセスが成功パターンとして組織メンバー間で学習・共有され、ルーティン化します。ルーティンは組織の進化を促進したりあるいは逆に阻害したりするものとして考えられています。