「企業(組織)文化」の定義はさまざまあり、学術的にも定まったものがありませんが、ほぼ共通していることから再定義してみると「企業(組織)で構成メンバーによって共有されている価値観や思考・行動様式」であると言えます。
組織文化の方が広い概念で、企業文化は「企業という組織がもつ文化」のことになります。企業文化はさらに企業総体がもついわゆる「コーポレート・カルチャー」と、企業内の事業部門や職能、地域拠点などに特有な組織文化である「サブカルチャー」に分けられます。一般的な企業文化創造や変革の取り組みはコーポレート・カルチャーをターゲットにした施策展開が中心で、社員一人ひとりの思考・行動に影響の強い部門組織のサブカルチャー変革にまで及んでいないケースが多く見受けられます。