スコラ・コンサルトは、プロセス型コンサルティングによる組織風土改革のパイオニアです。

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2015年の年頭に思うこと

2015年01月01日

私たちスコラ・コンサルトが20年以上も前から組織風土改革として展開してきたそのすべてのプロセスの根底に、何らかの“確かなる価値的なもの”がその判断基準として存在する、という思いは十年以上も前から持っていました。

以来、何とかそれを言語化しようと、幾度となく議論を重ね努力を繰り返してきました。

取り上げようとしている中身が価値というとてつもなく大きなテーマにかかわるものですから、こうした議論は必ずしも明確な結果を伴うとは限りませんでした。しかし試行錯誤を繰り返した結果、ようやく1年ほど前から、最初は三つ、しばらくして五つに整理された仮説を提示できるように考えが煮詰まってきたのです。

 

当初は、この仮説を判断基準というような意味を含めて“約束事”と言っていましたが、昨年半ばより価値軸と称するようになっています。

というのも、私たちが、しっかりとした軸を持った人間としての生き方、経営の在り方の大切さとその必要性を「軸を持った経営と枠にはめられた経営の違い」といった言い方で主張してきたことも影響しています。

そして、まさにその軸に相当するものがこの仮説ではないか、と思い至るようになってきたからです。


 (仮説)五つの価値軸

  1.  何事に向き合うときも可能な限り「そもそも」と、意味・目的・価値を考える
  2. 「めざすもの」を共有する話し合いを常に怠らない姿勢が、単なる「寄り合い」をチームにしていく
  3. 問題点の指摘をする前に、めざすものに向かう手がかりを見つけていく姿勢を持っている人間は、周りから「当事者」として信頼されやすくなる
  4. 建前や精神論を優先するのでなく、物事を事実・実態に則して考える
  5. 「言ってきたこと」と「実際にやれている現実」の乖離は必ずある、という現実を認め、第三者からの指摘に常に誠実に向き合う姿勢が仲間からの信頼をもたらす

昨年12月には社内限定ではありましたが、この(仮説)五つの価値軸を念頭に置いた実践事例発表会を行ないました。

やってみてわかったことは、この仮説にもとづく事例の発表が、かつてないほどの充実感を参加メンバーにもたらしたということです。軸がしっかりと見えていることによる視座のブレの少なさが議論をしっかりと積み重ねていくことを可能にしたからだろうと思われます。

 

とはいえ、議論の積み重ねを可能にするためには、軸をしっかり定めていくことが大切であると同時に、この軸を決して固定したり絶対化されたものにしてしまってはならない、とあらためて思います。
この軸もまた、さらなる批判と進化の対象として捉えていくことの必要性を私たちは認識しているからです。
だからこそ仮説なのです。そして、常に仮説であり続けることが大切なのです。

というのも、これから後、仮説であるがゆえに使い込まれ、その結果としてさらに進化を遂げていくことになるだろうと考えているからです。

 

互いがチームになることの重要性は、仕事上では今さら言うまでもありません。
仕事の場面だけではなく、家族や夫婦の関係などでもチーム性を持った互いのかかわり合いに、この仮説は意味を持ち得ると考えています。

仕事の場面ばかりでなくさまざまな状況でこの仮説が使われて鍛えられていく、その第一歩を2015年に刻んでいきたいと考えています。

柴田 昌治

柴田 昌治(しばた まさはる)

80年代後半から企業風土・体質改革のコンサルティングに取り組む。 変化を妨げている価値観を変えながら変革のプロセスをつくり込んでいく「プロセスデザイン」というやり方が特徴。

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