◎参加者の声2(神城真央さん)

TOPPAN株式会社 生活産業事業本部の神城真央さんは、2024年6月の第97回に参加した。神城さんのチームは、2日目に3Dプリンターを使った緊急仮設住宅の事業プランを発表した。
「新事業のアイデアの背景には、能登半島地震で仮設住宅が不足した問題などがあります。短期間に仮設住宅を建てるにはどうしたらいいかと考えていきました。3Dプリンターは印刷技術の発展形です。実際に関連業務を担当するメンバーはいませんでしたが、そのぶん自由な発想で話し合えたと思います」

商品名は「救急リライフシェルター」に決め、3つチームに分かれて事業プランを策定した。

○概要:ビジネス骨子づくりチーム
○技術的な裏付け:実現性検証チーム
○価値の金額換算:ビジネスケースづくりチーム

神城さんはビジネス骨子づくりチームに入り、事業の概要を固めていった。

「自分たちが被災した場合、どんなシェルターがあったら助けになるかと話し合いました。マイナスの状況から発想し、提供価値を考えていくのは精神的にしんどいところもありました」
概要が決まると、実現性検証チームが技術的に検討し、ビジネスケースづくりチームが収益性などを検証していく。
「技術的な説明がつき、コストなどが計算されると、一気に現実味がわいてきました。自分たちが決めた概要から、ここまで具体的な事業プランができることに感動しました」

■当日の研修資料