挑戦と失敗を繰り返して1つのチームになる
――ゼロから出発した第1期・第2期OCの試行錯誤
不安と「やらされ感」からのスタート
横井さん(よこちん):活動スタート時にオンラインで集まったときは、ほとんどが「初めまして」のメンバーだからみんな様子見してましたね。僕は、事業部を盛り上げていく取り組みだと聞いていたので、正直、誰が参加するか次第だなと思っていました。

駒井さん(ジョー):僕も実際にみんなの顔を見るまでは不安だった。ただ、部門長から「コミュニケーションが得意な人が選抜されている」と聞いていたし、実際に集まったら初回から盛り上がって、不安はすぐに吹っ飛んだね。
佐々木さん(ササ):僕は福島県郡山にある新設部門のIB4部にいて、上司から何も知らされず、いきなりカレンダーに予定を入れられました。「なんだこれは?」という感じで、だいぶ気持ちは引いてた。画面を開いたら知らない人ばかりだし、右も左も分からない状態で完全にアウェーな気分。初めの数回はほとんど話さなかったと思います。
駒井さん:いまじゃ考えられないね(笑)。
原さん(原ちゃん):私は21年の2期から参加して、前年に1期メンバーがコーディネートするOSMに参加者として出ていたんです。よこちんたちが進行して、「コーディネーターってすごく大変そうだな」と思いました。だから、まったく知らないメンバーをまとめるなんて、自分にできるかなという不安しかなかったです。
佐々木さん:スコラさんのOC養成講座に参加するうちに、だんだん「こういうことか」とわかってきた。参加者の心情に寄り添う活動なんだと理解してから、少しずつ入り込めるようになりました。
横井さん:でも、OCメンバーと話していくうちに「全然いけるな」と思えた。
原さん:作戦会議に初めて参加したとき、スコラさんがいる場で1期メンバーがすごく熱い議論が繰り広げられているのに驚きました。みんなしっかりした意見があって「この人たちについていけば大丈夫だ」と思えました。
駒井さん:1期は本当にゼロからのスタートだったからね。試行錯誤の連続。作戦会議で毎回、あーだこーだとやりあいながら作戦を練る。あの議論はすごく楽しかった。
横井さん:新しいアイデアや企画もたくさんありました。
駒井さん:みんながOSMでの失敗を語って、「じゃあ、次回はこうしようか」とアイデアを出しあう。OCメンバーはみんなポジティブだったから、乗り越えていけたんだと思う。
佐々木さん:作戦会議で友だち感覚になって、つながりが広がった気がする。新設部門から参加した僕にとって、仲間を築けたのが一番の財産。
横井さん:個人的には、OSMでネガティブな場をどう切り抜けるかが初期の大きな課題だった。第1回で、活動自体を全否定する参加者もいて。
駒井さん:あったね、あれ。
横井さん:ネガティブ対策ができたら、あとは自分のやりやすいように進められるようになった。他人の例を参考にしたというより、自分なりのやり方を見つけていった感じです。
OCとしての試行錯誤
原さん:最初の頃は「自分がコーディネーターとして頑張らなきゃ、どんどんしゃべらなきゃ、盛り上げなきゃ」という気持ちでいっぱいでした。ところが、頑張ってしゃべった回に限って、アンケートを見るとあまり評価が高くない。自分の感覚と参加者の感覚が違うんだなって気づきました。
佐々木さん:わかる。僕も質問を投げかけるので精一杯で、反省ばかりでした。
原さん:だんだん「私は頑張らなくていいのかも」と思うようになって、みんなにしゃべってもらう方向に切り替えました。私が誘導するのではなく、みんなが話したい方向へ進めばいいんだって。
駒井さん:発言を控えて「沈黙チャレンジ」やってたよね(笑)。
佐々木さん:やってた(笑)。
駒井さん:僕も初めは沈黙が出はじめるの、すごく怖かった。沈黙になると、参加者に質問して全振りしてた。慣れてきたらちょっと我慢して「しゃべってもらおうか」みたいな方向へシフトできた。僕はミュージシャンだから、「あ、これはライブと同じなんだ」と気づいてから、自分流で高めることができたと思う。
横井さん:作戦会議でも「どうやって話しやすいスペースをつくるか」と議論しましたね。OCごとに作戦が違う。スライドのほうも、大枠は一緒だけど構成を前後させたり、説明用に独自の文章を入れたり。
佐々木さん:いま思い出したけど、3年目のちょっと「こなれ感」が出てきた頃、活動目的をすっ飛ばして言わなかった回があったんです。すると、アンケートにしっかり「この活動の目的って何でしたっけ?」と書かれて。「もう3年目だからわかってるでしょ」は通用しない。口酸っぱく言わないとダメなんだな、と思いました。
横井さん:参加者の視点だと、半期に1回ぐらいの参加だからOSMの目的を忘れてもしょうがないね。
原さん:目的を忘れるとただの雑談になっちゃいますよね。
駒井さん:事業部内でまだ認知度が低かった頃は、とくにそうだった。
原さん:参加者には、しゃべる人としゃべらない人がいますね。すごくしゃべっちゃう人もいたと思いますけど、どうされてました?
横井さん:めちゃくちゃしゃべる参加者がいたら、うまく話を拾って誰かに振って、話題を広げていくことを意識してました。
駒井さん:テンポのいいところでボールを受け取り、他の参加者にパスする感じかな。
横井さん:あとはスライドに、注意書きを盛り込む。「あまりしゃべりすぎないでください(笑)」ぐらいな感じでテンプレート化しとけばいいかも。
佐々木さん:ボールを受け取るのも身につくまで大変だった。1年目は半年で20回ぐらい開催して、本当に担当回数が多かったから慣れるのも早かったと思う。
横井さん:自虐的に「連投につぐ連投」とかいってた。
佐々木さん:死んじゃうなこれ、って思った(笑)。僕は半年に8回ぐらい登板したかな。
駒井さん:現在のOSMは3時間だけど、初年度は4時間だったしね。
佐々木さん:第1期はとくに凄かった。OCも9人で少なかったし。
横井さん:でも活動のレールは、基本はスコラさんのものだから、ゼロから1の苦労はなくて、標準的なやり方にどう味つけしていくか、という話で盛り上がった感じ。だから、わりと楽しくやれたのだと思います。
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