「社内に友だちができると思わなかった」

駒井さん:OCをやったおかげで、事業部を横断して知り合いが増えたのは大きいね。年度初めにある事業部の飲み会は、話しかける相手がたくさんいて楽しくなった。「久しぶり、また一緒に飲めるー」って。みんなも感じてると思うけど、つながりの輪が広がった。

横井さん:OCになるまでは、本当に自部門以外の人とほとんど接点がなかった。だから、ササと社内で会えば「お、久しぶり」と自然に挨拶できるけど、以前は考えられなかったよね。ササが「俺、社内に友だちができると思わなかったわ」って言ったの強烈に覚えてる。

佐々木さん:ずっと「自分の技術だけ磨いていればいいや」みたいな人間だったからね。やっぱりだいぶ変わったといわれる。本当に感謝してます。
感謝といえば、「ありがとう」って言葉が増えた気がする。コーディネーターやって、ネガティブな言葉を使わなくなった。自分がネガティブな発言をすると、対話の場がネガティブになる。OCの感情はすぐ投影されるから、自分だけでも常にポジティブでいようと心がけて。

駒井さん:僕も自分に変化があって、他人に興味をもつようになった。OCやってると、相手の意見を聞いて引っ張りあげていくアプローチが多くなる。正直、以前は相手の話を深掘りするなんて基本的にない人間だった。「たいして興味もねえし」みたいな意識というか、他人に干渉しないほうがいいと思ってたところがあって。他人に対する自分の意識はだいぶ変わったと思う。最近はだいぶ干渉するようになった(笑)。

原さん:OSMには毎回スコラさんがオブザーバー参加して、終わると必ずフィードバックをくれるじゃないですか。私はあれがすごくうれしくて。自分がやったことが正しかったか、もっとうまくできたのか、アドバイスをもらうとやりがいを感じました。OCはすごく緊張するし、終了後の疲労感がすごい。そこでスコラさんが絶対に褒めてくれる。「原ちゃん、すごかったね」って。ほんと助かりました。

素でいくか、構えていくか

横井さん:コーディネートのテクニックはいろいろ試したんだけど、最終的にはあまり考えずに素でいったほうがいいやって僕はなりました。OSMの終わり方はスパッと切るんじゃなくて、和やかな感じとか、スコラさんから教わった基本的なテクニックは活かしたうえで、あとは自然体が一番かな。あれこれ考えると逆に硬くなっちゃうから。

佐々木さん:僕は構えていかないとダメ。多少構えてスタートして、あとは委ねちゃう感じ。気持ちを作っていくタイプなんで(笑)。

駒井さん:アスリートタイプ。

原さん:私もつくっていくタイプ。あんまり素ではいかない。

横井さん:すごく意外。原ちゃんはすごく落ち着いて運営してる感じだから。

原さん:本当はすごくせっかちなんです。

横井さん:全然せっかちさが出ないのはテクニックかな。

駒井さん:自分はどっちだろう、よくわからない。

佐々木さん:外側だけ構えて、一番中は素だったり、使い分けて見えるのかな。「このメンバーはいける」と思ったら、真ん中だけ固めておいて、あとは素で流すみたいな。両極端なわけじゃなくて、割合を調整して、外に出したり内に出したり使い分けてる感じ。

駒井さん:ハイブリッド型ってことかな。

横井さん:僕は小さい頃から周りに気をつかうタイプで、辛くて辛くてしかたない時期があったから、逆に素でいいなと思ったのかも。

佐々木さん:僕はあえて気持ちをフラットにして、しゃべってない人がいたら「どう?」って自然に聞くようにしてる。

原さん:全員の様子が気になりますよね。せっかく参加してくれたのだから楽しんでほしいし、つまらなそうな人がいたら何とかしなくちゃと思います。

横井さん:職場でも体調がわるそうな部下がいたら「大丈夫?」って声かけるのはたぶん素だよね。原ちゃんも自然に周りが見えてる感じだった。

他人への感度がアップした

駒井さん:OCを経験して、他人の状態やテンションを意識するようになったかも。OSMが終わって打ち合わせしてるときは全員の声色をめっちゃ聞いてる。

横井さん:場のテンションとかノリとか雰囲気を感じ取る力は必要だよね。

駒井さん:盛りあがってない人にどうアプローチするかは、みんな悩みながらやると思うからレーダーみたいなものが強く働くようになる感じ。

原さん:私はスコラさんに教えてもらった「氷山モデル」が印象的でした。氷山の下、つまり気持ちの部分を意識する。入社5年目の後輩と1on1を月1回やるんですけど、気持ちの部分をよく聞くようにしています。一緒に働けば仕事の様子はわかるけど、「あのときどう思った?」とか、できるだけ聞くようにしています。

佐々木さん:僕も1on1で、気持ちの振り返りとか「どう思った?」って聞きますね。快な気持ちか不快な気持ちかみたいなことも。尋ねたら、本人がいろいろ考えはじめる。1on1の内容もより強く印象に残るのかなと。関係性が深まると信頼されて、困ったときに相談してくれることもあります。

「部門長対話会」という大イベント

横井さん:僕は2023年の「部門長対話会」が最も印象深いです。3グループに分けてそれぞれコーディネーターで入った。

駒井さん:あの頃から、活動の認知度が一気にあがったよね。もともと「上が応援してくれない」みたいな声があったから。徳橋事業部長はめっちゃ応援してくれてるけど、現場に近くなるほど知らないことがある。だから3年目に「部門長対話会」を僕らから提案したんだよね。

横井さん:部門長や統括クラスはみんなしゃべりたがり。全員しゃべって止まんない。コーディネートする側は話を分散させる方に回る。しゃべりすぎないように。それだけ特に覚えてて。最後は部門長たちから「こうしたほうがいいよ」とアドバイスを受けて終わった(笑)。沈黙は絶対に存在しない。部長同士が気遣い合うし。

原さん:作戦会議のときはけっこうドキドキしました。「このふたりがバチバチしちゃったらどうしよう」とか、いろんなパターンをシミュレーションして(笑)。でも、フタを開けたらそうでもなかった。

佐々木さん:僕ら初期のOCメンバーがやってきたことは、どちらかというとジブンガタリが中心で、スコラさんから教わった段階でいえば、まだ真ん中ぐらいなのかな。だから、今後のOCには、時間はかかるかもしれないけど、もっと高いレベルをめざしてほしいと個人的には思いますね。

原さん:一応のベースはあるけど、自分たちのやり方でどんどん変えていっていいんですよね。第5期から管理職も対象になったから、OSMの雰囲気はすごく変わると思うし、得るものはすごくあると思うので、とにかく楽しんでやってもらえたらいいかなと思います。

横井さん:楽しくやってもらうことが一番だよね。あんまり気負いすぎず、参加者にちょっと前向きになってもらえたらいいなぐらいの感覚で。僕自身がOCを通して、部門を超えたつながりがたくさんできたので、僕も大切にしていきたいと思います。

駒井さん:これからのOCには、新しいことにチャレンジしてほしいですね。僕らもチャレンジして失敗して、あーだこーだといいながら成長もしたと思うし、そのたびに仲間意識は強まった。前年とは違う新しいエッセンスを取り入れてもらえると、この活動もすごく価値が高まると個人的には思っています。まずは、OCメンバーがたくさん対話して、仲よくやってほしいですね。