山本由伸選手にあって大谷翔平選手にないもの、といえば「小さな身体」。にもかかわらずMLBのワールドシリーズ8日間で3試合登板して235球を崩れないで投げたことから“ロボットか”と驚嘆されています。
筋トレをしないことで知られる山本選手は高校時代、周囲と比べて、なぜ小柄な自分のほうが速い球を投げられるのか?と思い、パワー型の筋トレよりも自分に合った練習方法を選択。それが槍投げとかブリッジとか、正しく楽な姿勢を整えた上で全身を協調させてバランスよくフルに使えるようにする独自のエクササイズでした。
これは身体知へのアプローチとも言われ、日本人には感覚的に理解できるのではないかと思います。そもそも筋肉には、動作する筋と同時に働く拮抗(反発)する筋があり、その両方に目配りしないと個々のクセによって“りきみ筋”や“さぼり筋”が生まれてしまいます。
自社でも「売ろうとすればするほど、何が売り物かがわからなくなる」のは筋トレのしすぎで、持ち味である身体知の掘り起こしが不足しているのかもしれません。
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急に寒さがやってきて身体も縮む季節。今回のおすすめコラムは、身体と一緒に頭も、使っていない部分をじっくりと伸ばしてみる「持続伸張」がテーマです。